フジロック2023、夏、苗場、初参戦
フジロックで3日間キャンプする。
というのが、夢だった。
仕事の休みがたまたま上手いこと取れそうで、ここで行くしかない!と思い立って行くことにした。
で、せっかくならちゃんとレポートに残したい、と思ってこれを書いている次第です。
これを読んでくれた人が、来年以降何かしら参考になればいいな〜と思って書いてます。
準備編
準備するにあたり、Twitterやらブログやらで何を持って行ったらいいか情報収集を重ねた結果、下記のアイテムを持って行くことにした。
キャンプはやったことがあって、ある程度キャンプ道具は揃っていたので、あとはフジロックならではの必要なアイテムを買い揃えて行った。
抜けもれがあるかもしれないが、ざっとこんな感じ。
使えたものもあれば、全然要らんかったものもあったなぁ。
80Lのリュックサックで現地入りしたが、上の物をリュックに詰め込んだら、それはもうパンッパンッに膨れ上がってリュックが悲鳴をあげていました。
1日目
新宿駅→会場
朝9時頃、東京駅から新幹線にて越後湯沢駅に向かう。
駅には、フジロックに向かうのか、おっきい荷物を持った人たちがいっぱい並んでいた。
新幹線に乗る道中、窓から見える景色すらいつもより綺麗な気がして。
Homecomingsを聴きながら新潟に向かった。
10時半ごろ、越後湯沢駅に到着。
そこからシャトルバスに乗って会場に行くのだが、
もう、もんのすごい行列。
溢れんばかりのフジロッカーでごった返し状態。
駅1階にあるマツキヨ(会場入りする前の最後のドラッグストア)に寄って、塩分タブレットやアミノバイタルを購入。
そしていざ行列に並ぶ、並ぶこと1時間程度。
ようやくバスに乗車、苗場へ。
ついに!到着!!!
バリやばい、、。
あのフジロックが目の前にある。
バリやばい。
もう感慨深過ぎて泣きそうでした。
泣かんかったけど。
キャンプ設営→ライブ
リストバンド交換を終えて、まずはテントを張るべくキャンプエリアへ。
A,B,Cエリアあたりでまだ空いてないかな〜って思って行ってみたが、完全に舐めてた。
会場に着いた13時時点で、A,B,Cあたりはほとんど埋まっていた。
体力とタイムテーブルの問題もあり、諦めてEサイトへ。
やっとの思いでテント設営。
移動用バッグに荷物を引っ提げて、
そこから、待ちに待ったライブへ。
一バンドつずつレポートしていては小一年かかっちゃうので、下に筆者がライブを観た並び順を書いて行く。
君島大空
IDLES
STUTS
illiomote
グソクムズ
DNA GAINZ
もう並び最高じゃないすか?????
自分で書きながら、不覚にもそう思っちゃいました。不覚。
あと、観たいバンドが多い場合は、ご飯を食べる時間が本当にないです。
移動時間に買おうものなら、時間帯によってはほとんど並んでます。
要らない情報ですが僕がこの日に買った飲み物・食べ物も書いていきます。
水
バーガー+ジントニック
カレー+ねぎま棒+コーヒー
初日はちょっと節約しました。
この日は夜中3時頃にシャワー浴びて、
遠くから聴こえてくる苗場の音楽を尻目に、4時頃に寝ました。
既に空は少し明るくなっていた。
2日目
翌朝。
テント内のあまりの暑さに、ほとんど寝れず目が覚めた。
時刻はまだ8時頃。ライブが始まるまでには時間があるので、まだまだ寝たい。
でも、テント内が暑すぎるせいで寝れない。
暑さ対策としては、空気の逃げ道を作る、エアブローなどでテント内を換気する、テント上にタープを建てる、など一般的には色々とあると思うが、フジロック初心者の筆者はそんなグッズすら持ってきていなかった。
もうひたすらヘブンテント状態。これがフジロックか?
仕方なく木陰で少しだけ眠り、持ってきたアミノバリュー、野菜生活をごくりと飲んで、会場へ向かった。
この日筆者が観たアーティストは、下記の通り。
Chilli Beans.
GEZAN with Million Wish Collective
KOTORI
なかむらみなみ
YonYon
羊文学
TESTEST
GO GO PENGUIN
CAROLINE PORACHEK
LOUIS COLE
水中スピカ
八木海莉,CENT
ROMY
bed
もう、観たいバンドが隙間なく続いていたので、ご飯食べるタイミングがなくて空腹で死ぬかと思いました。マジで。
LOUIS COLE観てるらへんで餓死するんかな?と思いました。
夜0時にようやく時間ができて、けんちんうどん食べました。
そしてこの日はドラゴンドラに乗って、daydreamingに行ってみました。
想像してたよりもかなり遠くてびっくりしました。
daydreaming会場は、かなり涼しかった。
行きのゴンドラで、1人参戦の人と乗り合わせたので、少しお話をした。
みんな、好きなアーティストもそれぞれあって、泊まり方もそれぞれ、重きを置く点も違うんやなって思った。フジロックすごいな。
夜は、持参してきたシャンプー・ボディソープを無くしてしまったため、火打の湯へ。
夜中の3時頃に入りに行ったが、それでもなお外まで並んでました。疲労と眠気が凄すぎて、この時間はかなりしんどかったですね、、
多分40分くらい並んだかな。
でも、歩き疲れていたため、露天風呂に入ったときは、感動しました。
温泉ってこんなに気持ちよかったっけ。
確実に、着実に、疲労が取れていく。
テントに戻り、5時ごろに就寝。
3日目
この日も例の如く、暑さでほとんど寝れず。
あと、寝てる時に変な虫に刺されたみたいで、目が腫れた。
これがフジロックか。
(後日病院で処方された軟膏を塗ったら、無事治りました)
流石に寝不足と疲労が溜まり過ぎていたので、朝方も寝ていたら、NIKO NIKO TAN TANとHomecomingsを見逃してしまった。
マジで大失態。
寝不足のまま、死に物狂いで、レッドマーキーへ。
この日筆者が観たアーティストは下記の通り。
YARD ACT
ドミコ
ROTH BART BARON
100 gecs
BLACK MIDI
MUUPY+HYDRO as BNJ
カネコアヤノ
GINGER ROOT
EMINATA
ZOMBIE-CHANG
YUNG BAE
THE BLESSED MADONNA
カラコルムの山々
前半は疲労困憊しながら。半分夢の中でした。
夜は、寝不足ながらずーっとテンション爆上げでした。
この日は夜〜深夜にかけて気になってたアーティストがかなり多かったので、最終日にして、最高潮を更新してました。
もうどのアーティストも本当に良かった、、1週間経った今思い出しても、思い出して胸が熱くなります。
3日目の深夜ともなると、椅子とか床でそのまま寝落ちしてる人も結構居た。
まぁそうなるよな。
キャンプについて
途中少し触れたが、ここではキャンプについて。
Aサイトに泊まれるのが1番便利と思われるが、筆者が到着した頃(28(金)13時頃)にはA〜Dはほぼ埋まっているようだったので、ネット記事で穴場と読んだことがある、Eサイトを目指すこととした。
穴場と聞かされていた、が、、、
サイトにつくまで、結構かかります。
あと、登り坂なので、なかなか大変です。
来年以降行かれる人は、思ったより坂を登ることになるので、心してかかってくださいね。
Eサイトの目の前には苗場プリンスホテルがでっかく君臨していました。
キャンプサイトの割と近くにトイレと洗面台があるので、深夜などの空いている時間なら便利だが、
朝など時間帯によっては、トイレ、洗面台それぞれに行列ができていた。
でも、結構会場から離れたところにあるので、静かに寝たい人にはいい場所だと思います。
お金について
ここでは、フジロックに行く際にかかった費用について簡単にまとめてみた。
◯チケット
3日通しチケット+キャンプ代+手数料55320円
◯移動費
飛行機代13450円(往路)+13900円(復路)
新幹線代6790円×2(往復)
シャトルバス代1000円
27(木)東京前泊代3290円
◯飲食代
28(金)
水250円
ハイネケン700円
バーガー1000円+ジントニック600円
カレー1000円+ねぎま棒500円+コーヒー250円
計4050円
29(土)
ハイネケン700円
天国豚カルビ丼温玉トッピング1150円
けんちんうどん+ビールセット1200円
計5050円
30(日)
spice stand556 1500円
森のハイジカレー+レモンサワー1300円
コークハイ700円
計3500円
◯その他
苗場温泉代2000円
雑費用(食料、袋等)3000円
ドラゴンドラ代2000円
計118,230円
いかがだろうか?
筆者は中国地方からの参加なので、飛行機代などがかかっており、都内にいる人と比べれば割り高になっているとは思う。
その辺を差し引いても、諸々の費用含めて、3日通しで参加するのであれば100,000円程度の出費は覚悟したほうがいいのではないだろうか。
社会人の人はまだしも、20代前半までの学生等にとってはなかなかハードルが高いのではないだろうか。
若い人にこそ観てほしいと思うのにね、フジロック。
近年はチケット代も高騰が続いているみたいで、通し券だけで昨年よりも約5,000円も値上がりしている。
このまま値上がりが続いてしまったら、いよいよ貧困格差で富裕層の人しか来れないのではないだろうか。
若い世代の人が観て、影響を受けて、新時代のバンドに繋がって行くということが1番有益だと思うのに、
富裕層の人だけがビール飲みながらゆったり観る。
それもそれかもしれないけど、
そんなフェスはちょっといやだな、と個人的には思います、、。
頼むから、これ以上値上げしないでくれ。SMASHさんよ。
良かった点、悪かった点
全体を通して、良かった点、悪かった点を思いつく限り箇条書きにしてみた。
良かった点
・大自然の中でキャンプ、好きな音楽を好きなだけ聴く、深夜まで踊るという、本当に貴重な体験ができた。サイコー
・知らないバンドでも、刺さったバンドにいっぱい出会えた。間違いなく、好きなアーティストが増えた。
・道中の装飾が綺麗で、どのステージに行くにも飽きない。映えていた。
・ハライチ澤部さんと遭遇した。
・レッドマーキー、お客さんのアーティストに対する気持ちがめっちゃ伝わってきた。この熱気は、間違いなく会場にいないと体験できない。
・お菓子、ビール系は持参して大正解だった。会場で買うと高すぎる。
悪かった点
・ご飯、酒代が高すぎる。
・屋台やトイレが、めちゃくちゃ並ぶ。
・キャンプエリアEが穴場と聞いていたが、たどり着くまで大分遠かった。登り坂がめっちゃきつかった。
・給水スポットがすぐ売り切れ。→手洗水を飲みまくって飢えを凌いだ
・タイムテーブルが観たいアーティスト同士で結構被ってた、、
反省点
・シャンプー、ボディソープをなくした。
・日が登ってからテント内が暑すぎた。暑さ対策が必要。
・会場移動用のバッグが破れて大変なことになった。しっかりとした移動用リュックサックが要る。
・事前に購入してた公式グッズが受け取れなかった。
フジロックで得たもの
3日間、寝不足と、歩きすぎで疲労困憊になりながら、好きな音楽を聴きまくる。山奥の大自然の中でストイックに、好きな音楽をひたすら聴き続けることがこんなに気持ちよくて、かけがえないものとは、思わなかった。
今はapple musicやspotifyなんかで、どこにいても好きな音楽を好きなだけ聴くことができる。
でも、フジロックで聴く音楽は間違いなくここにしか無かった。
お金をかけて、時間もかけて、決して楽じゃないけど、行くことにして良かったと心から思う。
またいつか行きたいなぁ。
見づらい文章でしたが、最後まで読んでくれてありがとうございました!