cardamon_coffeeのブログ

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フジファブリックと志村正彦

9月の初旬、夏のピークも過ぎ去ろうとしているので、

今回は、中学の頃から愛してやまない、フジファブリックについて、書いていこうと思う。

 

筆者がフジファブリックを知ったのは、確か中学3年生頃。

当時ニコニコ動画が流行っていて、フジファブリック作業用BGMみたいな動画がアップされていたのをたまたま見つけて聴いたのが初めてだったと思う。

コメント欄には、志村、なんでだよ、、みたいな書き込みで溢れていた。

 

その年は2009年末。

志村正彦が亡くなった年である。

 

フジファブリックに関する記事も多いと思うが、

志村在籍時の2004〜2009年に絞って

その曲たちについて改めて紹介していきたいと思う。

 

アラカルト+アラモルト=アラモード

 

これらは、まだメジャーデビュー前、最初期のフジファブリックである。

アラカルトは2002年、アラモードは2003年の作品になるが、

怪しげで、どこか捻くれた曲たちは、

すでに志村節が炸裂しているのである。

 

アラカルトより

線香花火

線香花火

午前3時

午前3時

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アラモードより

花屋の娘

花屋の娘

環状七号線

環状七号線

笑ってサヨナラ

笑ってサヨナラ

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その後、上記2枚から新録して織り交ぜたアラモルトという、インディーズ時代のベスト的ミニアルバムを発売している。

 

フジファブリック(1st)

 

2004年、早くも名アルバムの大登場である。

セルフタイトルアルバム、1stフジファブリック

apple musicには全曲に星マークがついているぐらい、ファンの人は全曲漏れなく好きなんだろうなと。

筆者が一番好きなアルバムもこれである。

 

四季盤のうちの、春、夏、秋盤である"桜の季節"、"陽炎"、"赤黄色の金木犀"もこのアルバムに収録されている。

志村時代のファンによる思い入れの強い曲たちが収録されている。

 

 

打上げ花火

打上げ花火

花

サボテンレコード

サボテンレコード

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FAB FOX

狐のかぶりものをしたジャケットが印象的なこちらのアルバム。

筆者は、フジファブリックで2番目に聴いたアルバムである。

でも全体的にすごくキャッチーで、初めて聴く人にも、フジファブリックの良さがかなり伝わりやすいアルバムだと思う。

Sunny Morning

Sunny Morning

地平線を越えて

地平線を越えて

雨のマーチ

雨のマーチ

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TEENAGER

バンドとしても勢いづいていた時期に出された3rdアルバム、TEENAGERである。

10代という多感な時期を、志村的にアルバム全体を通して推しに押し込んだアルバムであるように感じる。

全体的に非常に聴きやすく、シングルベスト盤の次に、初めてどのアルバムを聴けばいいか尋ねられたら、私はこのアルバムを薦めたいと思う。

 

記念写真

記念写真

ロマネ

ロマネ

東京炎上

東京炎上

星降る夜になったら

星降る夜になったら

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CHRONICLE

こちらも大名盤(もう全アルバム、漏れなく大名盤なのです)、

3rdアルバムCHRONICLE。

全曲の作詞作曲を志村本人が行っており、全体を通して1番志村が作りたかった作りになっているのではないか。

志村が亡くなる前にできた、志村が制作から発売までを見届けた実質最後のアルバムとなる。

志村が犬を被っているジャケットが印象的である。

ストックホルムにて録音。ライクア、シガーロスなのである。

 

 

そしてこのアルバムを持って、2009年12月24日、志村正彦が死去してしまうのである。

 

志村正彦が残したかったもの

志村が亡くなる生前に、次のアルバムに向けて曲作りが着々と進んでいた。

 

フジファブリック / 夜明けのBEAT

この曲は、結果的に志村の置き土産的な曲となってしまった。

有名なので、聴き覚えのある人もいるのではないだろうか。

声の録音が済んでいて、本当に良かったと思う。

 

MUSIC

志村が亡くなってから、途中までは制作が進んでいたが完成はされておらず、残されたメンバーで完成まで辿り着いたアルバムである。

 

Bye Bye

Bye Bye

君は僕じゃないのに

君は僕じゃないのに

会いに

会いに

眠れぬ夜

眠れぬ夜

 

シングルB面集 2004-2009

志村の作った曲は、上記のアルバムだけではなく、B面集も発売されており、これらも志村の世界観に浸るには必聴のアルバムである。

 

黒服の人

黒服の人

ムーンライト

ムーンライト

スパイダーとバレリーナ

スパイダーとバレリーナ

セレナーデ

セレナーデ

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筆者も29歳になり、志村が亡くなった年齢と同い年になってしまった。

この年齢でこれだけの名曲を作っていたのもすごいし、まだまだこれから色んな曲を作りたかったろうに、もっと志村の作る新曲を聴き続けていたかった、と今でもふと思ってしまうのである。

 

今日はこの辺で。最後まで見てくれてありがとうございました!